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宿泊予約前に知っておきたい、ちょっと変わったニューヨークのホテル事情

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Newyork hotel

物価の高いニューヨークでは、当然ホテルの宿泊料金も相場も高め。

これからニューヨークに旅行されている方はもちろんホテルの利用を考えておられると思いますが、事前にいくつか、ニューヨークのホテル事情に関して知っておくと、もしかしたらお得に、あるいはトラブルを避けて、ホテルを利用することができるかもしれません。

今回はそんな、日本とは少し違うニューヨークのホテル事情についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 筆者:こんな人が書いてます

SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

ニューヨークのホテルは予約困難

ニューヨークのホテルは、とにかく予約を取るのが難しいです。

特に繁忙期だと空室はほぼないと言われ、「本当だったらもっとお金だしてもよかったのに安くてボロボロのところしか空いてなかった・・・」なんて人もいるくらい。

とにかくホテルの予約は早めから。

特に人気のホテルやお目当てのホテルがある場合は、旅程が決まったらすぐに抑えておくことをおすすめします。

レベニューマネジメント制

日本のホテルは基本的に、その部屋に対して宿泊者一人あたりの値段が、一年を通して決まった値段が設定されているので、時期によっての値段の変動がそれほど大きくありません。

しかし、ニューヨークではレベニューマネジメント制(RM)という方式が取られており、料金がシーズンによって大きく変動します。

これは、需要を予測して販売の数や料金を調整する手法のことで、繁忙期はどこも勝手に予約が埋まるがゆえにとことん料金を高く設定し、逆に閑散期は料金を下げたり、稼働する客室を減らしてコストを削減したりします。

これがニューヨークでは一般的なので、旅費を節約するためには、ホテルが料金を引き下げているタイミングを狙うのが非常に重要になります。

料金は部屋単位で

日本ではホテルなどの宿泊施設の料金は一人当たりで計算されることが多いですが、アメリカをはじめとする諸外国では部屋ごとの料金が一般的です。

規定の料金でその部屋の定員数まで宿泊できるので、場合によっては安価になる可能性があります。

例えば一泊$250のホテルに三人で泊まった場合、一人あたりの料金は約$83。

この仕組みをうまく使えば、もしかすると安ホテルに泊まるよりも実はお得かもしれませんね。

参考ニューヨークの3人以上で泊まれる部屋があるホテル

ホテル税について

予約した時の値段と会計時の値段が違う!という事案に関しては、このホテル税のことを把握していなかった可能性があります。

ニューヨーク市内のホテルには通常の部屋代(Room Charge)に加え、以下の税金がかかります。

税金(RoomTax):部屋代の14.375% + 客室占有税(Occupancy Tax):1泊あたり$3.5

つまり、一泊$350の部屋に三泊宿泊すると

(350×3)×14.375%+3.5=154.4375

つまり$154.44ほどの税金が加算される形になります。

結果、宿泊料金は$1,200を超えてきますが、ホテル税を把握していなければ「会計は$1,050だと思っていたのに、ぼったくり!?」なんてことにもなりかねません。

ホテルの相場

ニューヨークには様々なエリアがありますが、場所によってホテルの料金相場は大きく異なります。

以下の記事ではエリア別にホテルの相場を紹介していますので、参考にしてみてください。

以下は、ニューヨークにおける一般的なホテルの分類と、それに対する平均的な料金を一覧になります。

もちろん先の記事を見てもわかる通り、シーズンによって値段が大幅に変わるので必ずしもこの通りではありませんが、予約時の指標になると思います。

ラグジュアリー(高級)$400〜
デザイナーズ$300〜
ミドルクラス(中級)$250〜
エコノミー$100〜
民泊$50〜

個人的な見解ではありますが、ニューヨークのホテルはミドルクラスまでいって初めて一般的な日本のビジネスホテルのクオリティに追いつけるかどうか、というところ。

デザイナーズホテルは一泊の値段が高価ですが、まさにニューヨークならではのデザインで、ここでしか泊まれないホテルばかりなので、予算が許すなら是非とも宿泊したいところ。

また、あえてホテルを使わずに民泊(Airbnb)を利用して、より現地のニューヨーカー体験を味わうのも一つかもしれません。

ベッドサイズ

アメリカではセンチはなくインチが採用されています。

それ故に、ベッドのサイズなども日本とは少し基準が違います。

ここでは、エクスペディアにおける表記を元に、各ベッドのサイズがどのくらいの大きさをさすのかを一覧にしてみました。

ホテルの部屋を選ぶ時の参考にしてください。

サイズ名大きさ
シングル30 in × 75 in/76 cm × 191 cm
フル54 in × 75 in/137 cm × 191 cm
クイーン60 in × 80 in/152 cm × 203 cm
キング76 in × 80 in
/193 cm × 203 cm もしくは 78 in
/198 cmの正方形

(参考:wikipedia)

保証金

日本ではあまり聞きなれないシステムですが、ニューヨークのホテルに宿泊する時は、多くの場合、チェックイン時に保証金というものを預けなくてはいけません。

これは、室内の物品を盗難や破壊されないための対策、もしくはルームサービス利用料をそこから差し引いたりするためなのですが、こちらの保証金、$1,000(約10万円)というのが一般的です。

ただし、代わりのクレジットカードを預ければ、この現金を預ける必要はありません。

まとめ

この記事では、日本とは違うニューヨークのホテル事情について解説しました。

改めて簡単にまとめておきます。

  • ニューヨークのホテルは奪い合い。予約は早めに
  • 価格が大幅変動するのはレベニューマネジメント制だから
  • 料金は部屋単位なので複数人で泊るとお得になるかも
  • ホテル税は14.375%。請求時に驚かないように
  • 保証金の代わりに必ずクレジットカードを持っておくように

国内旅行とは色々と勝手が違うので、しっかりと仕組みを理解して上手に旅をしてください。

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SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

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