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アメリカにおけるチップの払う場所、払い方、理由。

投稿日:2016年4月3日 更新日:

日本人にとって慣れない習慣のチップ。

今回はその意味と払い方について解説しています。

チップは、「気持ち」というより「マナー」

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始めに断っておくと、日本人としてぼくはこのチップというものを、悪しき風習として捉えています。
チップとは本来、客による店への感謝の気持ちであり、払うか払わないの判断は客に委ねられるべきものだと思っているからです。

しかし、少なくともぼくが現在生活しているこのニューヨークでは、基本的にチップを払わないという選択肢はありません。

チップを払うという行為は、もはやマナー・・・あるいは客が支払うべ税金のような扱いなのです。

従業員の給料

この状況には、理由があります。

世界有数の大都市であるニューヨークは、「人種のサラダボウル」と言われるほどに多くの人種が入り混じっています。

その中には、自国から出稼ぎのためにやってくるような人も多く、そういう人たちはこちらのレストランなどで労働力として非常に安い賃金で働かされています。

彼らはそのままの給料だけでは生活が賄えず、その不足分をチップ(=客から店員へのお金)に頼っています。

故に、店側(というか店員)は必ずチップを要求します。

店によってシステムは違うそうで、チップが店員にそのまま入る場合と、店員が得たチップを全て店側が集めて後から従業員全員に分配したりする場合もあるそうです。

日系の飲食店などは、そもそも時給が存在せず、このチップの分配が給料になっているようなところもあるそうな。

日本人の場合は学生の違法バイトが多いのもその大きな理由です。

違法滞在者や不法労働が暗黙の了解になっているニューヨークの現状が垣間見えます。

チップを支払うべき場所と支払わなくていい場所

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チップは全ての場所で払う必要があるわけではなく、買い物する場所によって払ったり払わなかったりします。

チップを払う場所

  • レストラン
  • タクシー
  • サロン系(ヘアやネイルなど)
  • ホテルのルームサービス/コートチェック/荷物移動
  • クラブやライブハウスなどのコートチェック

このように担当がついて個別にサービスしてくれるところや、自分の荷物を預かってくれるなど、プラスアルファのサービスがついたところではチップが必要です。

レストランではごく稀にチップ不要の店がありますが、基本的には必要だと思ってください。

※現在日系のレストランでチップ廃止の動きが見られ、ミッドタウンの居酒屋「力 Riki」や「大戸屋」などはチップを廃止しています。

チップを払わなくてもいい場所

  • 各種ショップ全般
  • ファストフードやフードコート、コーヒーショップ等
  • チケットの販売店等
  • デリ(街中にあるコンビニ・売店的なところ)
  • ベンダー(路上で料理を販売するカートのこと)

基本的に、自分で商品を持って行ってレジだけ店員にしてもらうような場所はチップはいりません。

チップ入れがある場合

上記で紹介したような場所でも、レジ前にチップ用の瓶や箱を置いているところがあります。

こういうところは、基本的にチップはいりませんが、入れてあげると喜んでもらえます。

アメリカ通貨になれない観光客の人達などは割と小銭を持て余すことが多いと思うので、店員さんの愛想がよければ、使いにくい小銭などを入れてあげるといいと思います。

支払うべき額、計算方法

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レストラン/サロンの場合

基本的なチップの相場は、15%~20%です。
これは細かく計算する必要はありませんが、小数点繰り上げで15%を切らないようにした方がいいです。

給料をチップに依存している日系飲食店などの場合は、「チップが足りない」として会計後に請求されたりします。最初から取るつもりなら最初から会計に入れておいてくれよと思うのですが。

ダブルタックス

レストランなどでチップを払うときのコツは、会計時のレシートに記載されているTax(消費税)を二倍した値段を払うという、ダブルタックスという方法があります。

もしTaxが$8.34だった場合は、大雑把に二倍して、$17ほどのタックスを置いていく、という方法です。

この方法はかなり一般的で、計算も楽なので、あらかじめ頭に入れておくと現場で楽かもしれません。

タクシーの場合

こちらも基本は15~20%ですが、マンハッタン内などの短距離移動だと大体1~3$が相場です。

ホテル(orクラブ等)の場合

出かけてる間orチェックアウトの清掃の人には、ベッドやホテルのテーブルに置いていきます。
コートチェックの場合は、荷物を引き取る時に手渡しorチップ入れに入れます。
荷物を運んでくれるボーイさんには、部屋に到着した時点で渡します。

どれも$1,$2ほどが普通ですが、高級レストランなどに行くとコートチェックで$5~$10くらいが相場になります。

アプリを使う

チップ計算用アプリなんかもありますので、細かく計算したいときや人数が多くて計算がややこしい時はこういうものを使うと確実です。

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開発元:Hana Mobile
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色々ありますが機能はどれも似たり寄ったりなので、デザインが好きなものを使えばいいと思います。

レストランなどでのチップの支払い方

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食後、自分でチェック(お会計)をお願いするかある程度時間が経つと、ウェイター(ウェイトレス)が伝票を持ってくるので、現金orカードを伝票の上に乗せて(ブックの場合はカードが見えるように挟んで)おきます。

現金の場合

お釣りが欲しい場合は"Change please"と伝えるのですが、支払った金額にチップ分を含んでいる場合は何も言わない、もしくは店員から"Do you need change?(お釣りいりますか?)と聞かれたら"No"と答える、でOKです。

また現金でちょうど支払った場合は、会計が終わった後にレシートをもらえるので、その後チップの額をテーブルに置いて、店を出れば良いです。

この際、小銭を置いていくのはマナー違反という考え方もあるそうですが、実際のところはあまりよくわかりません。

カードの場合

一度店員がそのカードと伝票を預かった後、再びカードへの請求額を記したレシートを持ってきます。

そこでサインをすれば会計が終了するのですが、チップもカードからの支払いにする場合、その伝票にTIPと書かれた項目があるので、チップ分の額を記入し、Amount(合計)と書かれたところに支払額とチップの合計額を記入して再び店員に返却します。

この時、一緒に渡されるCustomer Copyというもう一枚のレシートは控えなので、持ち帰ってください。

チップは別に現金で払う場合は、TIP/Amountの項目を空欄or斜線にしておき、現金を一緒に置いておけば大丈夫です。

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ABOUT この記事を書いた人

SAGAT(さがっと)
2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所でのインターン→起業などを経て帰国。現在は個人事業主として独立し、日本の地方で「デザイン×発信」を通して地域づくりに携わる。記事に関する質問などはツイッターからどうぞ。詳しいプロフィールはこちら
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