若かりし頃のロック魂が刺激されまくりです。 先日、英語キュレーターのセレンさん(@cellen0)がNYに遊びに来ていらしたので、一緒にブルックリン、ウィリアムズバーグを探索してきました。 いい機会だったので、まだ行ったことのなかった1年前に出来たばかりのロンドン発のレコードショップ、ラフ・トレードNYCに、ミュージシャンとしても活動されているセレンさんをお誘いして行ってきました。
ラフ・トレードとは
ラフ・トレードはイギリスのノッティングヒル発のレコードレーベルのショップ(ショップ部門は88年に独立運営)。 ザ・スミスなどのバンドを輩出したことで知られる、UKロックシーンの伝説的レーベルです。 あの漫画BECKに登場した「ナフ・トレード」のモデルになったといえばピンとくる人も多いのではないでしょうか?
そんなラフ・トレードのニューヨーク店が、この音楽ストリーミング時代真っ只中に地価絶賛高騰中のウィリアムズバーグにまさかの出店。 機会が無くてずっと行けてなかったんですが、ついに今回遊びに行ってきました!
ラフ・トレードNYC
ヴィンテージショップ、"ビーコンズ・クローゼット"などがその地価高騰のあおりを受けて移転する状況のウィリアムズバーグに、ラフ・トレードNYCは2013年11月にまさかの出店。 かなりの敷地面積で相当な家賃だとは思いますが、採算が取れているのかは果たして謎。 店内は倉庫をそのまんまレコードストアにしたような作りで、男心をくすぐります。 英国の折りたたみ自転車メーカー、BROMPTONとのコラボカフェもあり。 座席には自転車のパーツが詰められた箱で作ったテーブル。 音楽雑誌も充実しています。 様々なジャンルの作品はもちろん、レコードやカセットなどの媒体も販売。老舗レコードストアならでは。 同じウィリアムズバーグにある楽器屋、MAIN DRAG MUSICとのコラボブースもあり。 一階奥にはライブハウスのエントランスと思しき空間が。 どうやら奥にはライブハウスが併設されているらしく、今晩出演予定らしきバンドがリハーサルをしていました。 二階に上がってみます。 二階からの景色でまず衝撃なのが、吊るされたコンテナ内のオフィス。 まるで秘密基地のようでめちゃかっこいい。 二階には、音楽関係の雑誌や書籍などが取り揃えられていました。 奥にはピンポン台。 余談ですが現在NYではピンポンブーム。 若者の集まるヒップなお店では、古着屋やバーにもピンポン台が置いてあったりします。 ちなみにこのエリアからはライブハウスを見ることもできました。 残念ながちょうどリハーサルが終わったところ。 もともと倉庫だったであろうインテリアをうまく生かした、雰囲気溢れるライブハウス。 このCOSCOのコンテナはNYでよく見ます。 COSTCO(コストコ)ではないのね。 ライブハウスを背にすると、イギリスの新聞であるガーディアン紙とのコラボスペース、"GuardianGreenRoom"が。 "a multi-purpose interactive digital lounge(参考リンク)"と説明されるこのエリアでは、ガーディアン紙のプレビューはもちろん、イベントの情報を調べたり、アプリを試したりなどのデジタルコンテンツの体験ができます。 さらにその奥からは二階から店内を見渡せます。 ベルベッツ(THE VELVET UNDERGROUND)のイラストレーションが光ります。 店側からも、「写真を撮って、ツイートしてね」とのこと(笑)
感想
音楽好きはもちろんそうでない人も、日本では滅多に見ることのできないこの特殊な空間にワクワク間違いなし。 青春の大半をレコードショップとライブハウスで過ごした僕にとっては心躍る最高の場所でした。 次回はカフェと、ライブも観に来たいですね!
アクセス
住所
64 N 9th St Brooklyn, NY 11249 L線Befford Ave駅からN9th Stを西へ2ブロック。イーストリバー州立公園を正面に見て左側にあります。
マップ
[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="sagat01.jpg" name="SAGAT"] ちなみにここは貴重なトイレが使えるポイントなのでそこも要チェック![/speech_bubble] ウィリアムズバーグは結構トイレがなくて困るんですよね。 数少ないフリー利用可能なトイレは貴重です。