ニューヨーク観光の醍醐味は、徒歩による街歩きにあると思っています。
というのもニューヨークの街は景観に富んでいるので、少し歩くだけで全然違う景色に出会えるんです。
その中でも、今回はぼくのお気に入りスポットであるハイライン、チェルシー周辺の街歩きルートを紹介します。
ハイライン
今回のメインであるハイラインとは、元々は廃墟だった貨物列車の高架橋を改築して作られた空中庭園のこと。
ニューヨーク市の緑化計画のもと、ずっと改築が続いていましたが、2014年の秋についに完成し、34stから南部のミートパッキングまで続く、巨大空中庭園としてマンハッタンの観光名所になっています。
スタート地点は34st
2015年に完成したばかりの7番線"34st Hudson Yard駅"降りてすぐ。
ちなみにここが入り口。
ハイラインのマップ。
道の線に、鉄道の名残が見えます。
向かって右側には、ハドソン川とその向こうにニュージャージーの景色が広がります。
反対側には、ペン・ステーション(ペン駅)に繋がる線路と大量の列車が。
何故かぼくはこれを見て新大阪を思い出しました。
そのまま進んでいくと再び柵が開いています。
午後7時を過ぎると、ここは封鎖さされ、向こう側(南)からこちら(北)側にこれなくなるようです。
さて、ここからがハイラインの本番です。
空中庭園の風景
入ってすぐに、ダンサー達のパフォーマンスの撮影をしていました。
こういうのがNYっぽいですね。
これから度々出てくる、ハイラインのベンチ。
モダンで温かみのあるデザイン、素敵です。
線路の名残は、公園の素敵な一部になっています。
植物に囲まれた道を、どんどん南へ行きます。
モダンなエレベーターが、雰囲気にうまい具合にマッチしています。
天気に恵まれれば、最高の散歩エリアです。(実際この日の気温はマイナスでしたが笑)
道のところどころには、こういった休憩スペースのようなものが設置されています。
チェルシーの街並みが見下ろせます。
アートがあちらこちらにあるのも、ニューヨークならでは。
古い街並みもそのまま景色の一部に。
この色がなぜか溶け込む。
倉庫街の様子。
途中で何ポイントか上り下りできる階段があり、チェルシーの街へと繋がっています。
チェルシーはアートギャラリーが多いエリアなので、ハイラインをちょこちょこ降りながら、ローカルなギャラリーを巡るのもいいかもしれません。
エンパイアステートビルも望めます。
おすすめのピサ屋"Artichoke"
さて、途中の18st地点でで一度ハイラインを降り、ぼくの大好きなピザ屋でお昼にします。
店の名前はArtichoke(アーティチョーク)。
ここはぼくがニューヨークでもっとも好きなピザ屋さん。
とりあえず、メインのArtichokeとSicilianというのがオススメですが、この店については語り出すと長くなるので別記事で紹介しています。
ここでお腹を満たしたら、そのまま南に1ブロック降ります。
チェルシーマーケット
向かった先はチェルシーマーケット。
元々、お菓子会社ナビスコのオレオクッキーの工場だった場所を、マーケットに改装した人気スポットです。
フリーマーケットや雑貨屋さんなどがあって、お土産探しなどにも最適。
ここで西から東へとマーケットを抜けます。
ちなみにこの東側の出口がメイン入口だと思うのですが、こちらを抜けた先に目に入るのはGoogleのNYオフィス。
外観からは想像できませんが、中がすごく楽しそう。いつか入ってみたい。
来た道を戻るか、チェルシーマーケットの横をぐるっと回って、再びハイラインへと向かいます。
再びハイラインへ
チェルシーマーケット周辺にはいくつか登るポイントがあるので、好きなところから。
先ほど降りた場所のすぐ近くには、ハイラインの一番有名なポイントである階段式のベンチがあります。
寒かったのでこの時は誰も座ってませんが、暖かい時はここには人が溢れ、のんびりと北へ続く10th aveを眺めて楽しんでいます。
振り返って再び南に歩を進めると、トンネル。
暖かいシーズンは、ここでポップアップストアなどが出現します。
あの有名なブルーボトルコーヒーも出店していました。(ちなみにチェルシーマーケットの南側に店舗があります。)
トンネルを抜けると、まるでビーチサイドのようにベンチが配されたエリア。
夏にはここで日光浴を楽しむ人たちの姿がみられます。
眺めが最高です。
ザ スタンダード ニューヨーク
さらに南へ進むと見えてくるのがこちら。
ニューヨークの有名ホテルの一つである’、ザ・スタンダード・ニューヨーク(スタンダードホテル)。
たった二本のコンクリートで支えられているこの姿、ちょっと見てて不安になる構造ですが、その建築とインテリアのデザインクオリティから、ニューヨーク屈指の人気ホテルです。
ちなみに入口はハイライン上ではなく地上になります。
このホテルの最上階はセレブ達も出入りする高級バーになっており、ちょっとした若者の憧れのスポットになっています。
スタンダードホテルの下を抜けるとハイラインも終点。
階段を降りるとミートパッキングエリアへと降り立ちます。
ちなみにこの階段の西側には、現在移設工事中のホイットニーミュージアム。
2015年春オープン予定です。楽しみ。オープンしました!いかなければ!
チェルシーを散策
降り立った先はチェルシー・ミートパッキングエリア。
趣のあるレストランや高級ブティック、モダンなインテリアの店などが立ち並び、歩くだけでも楽しめます。
ここから南へ向かってグリニッジビレッジで夜を過ごすも良し、北へ歩きながらチェルシーのギャラリー巡りをするもよし。
ちなみにぼくのおすすめは、このまま西へ向かってハドソン側沿いを歩き、リチャード・マイヤーのデザインしたコンドミニアムを眺めつつ、東にグリニッジビレッジを目指すルートです。
おまけ
ぼくみたいな素人でも、それなりに絵になる街。それがチェルシー。
アップルストアもあります。
ギークな方たちのために一応。
【住所】
Apple Store
401 W 14th St
New York, NY 10014
北から南まで結構な距離がありますが、飽きないどころか一日中楽しめるポイントがハイライン及びチェルシーにはあります。
ぼくもまだまだ知らないところが多いので、これからもっともっと散策していこうとおもいます。
ニューヨーク観光の際は、ベタな観光地もいいですが、こんな場所をカメラ片手に散歩してみるのもどうでしょうか。