留学

留学は就活に有利?不利?元・留学生のぼくの経験を紹介します

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Job recruit

留学を考えている子から時々、「留学したいんですけど、ぶっちゃけ就活に不利なんすかね・・・?」という相談を受けることがあります。

逆に、「留学したら英語もできるようになるし、海外経験も手に入るし、間違いなく有利でしょ!」と思っている人もいます。

実際のところはどうなのでしょうか?

元・留学生のぼくが、これまでの自己の経験を元に分析してみました。

  • 筆者:こんな人が書いてます

SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

留学が就活に与える影響

留学する期間によって影響は大きく変わる

留学と一言でいっても、休みを利用した短期留学なのか、交換留学なのか、自費留学なのかで、その期間は大きく変わります。

少なくても半年〜一年以上海外で学んでいなければ、そもそも「留学」として扱ってもらうのも難しいかもしれません。

例えば2週間程度のちょっとした語学留学では、正直「留学」と言っていいのかすら怪しいくらいで、むしろ履歴書に記入するのはデメリットになるかも。

語学力

留学していたことで間違いなく見られるのは語学力

英語をはじめ、留学先の言語をどれくらい操れるのかは、留学に行っていたことを武器にするのであれば必ず評価されるポイントです。

「留学していたのに英語が全く話せない」となると、どれだけあちらで経験を積んでいたとしても、「こいつあっちで何やってたんだ?」という印象を与えてしまいかねません。

ただし採用側が語学レベルをどのように判断するのかは企業によってまちまちで、「TOEFLの点数」で図られるのであれば、たとえ話せなくても、座学の語学力でカバーできます。(これだとそもそも語学留学も必要ありませんが)

タイミング

また、留学をいつどのタイミングでするかも、就活にとっては重要。

例えば就活が解禁される3月から、エントリーシートの提出や説明会、面接などが開始されます。

しかしアメリカの学校は春学期が大体5月の半ばまでなので、このタイミングを逃してしまう可能性もあります。

とは言え説明会やイベントなどは7月頃がピークなので、春学期修了後にすぐ帰国すれば、スタートは遅くなりますがしっかりと就活に参加できます。

ただ問題なのは、アメリカの大学は期末の試験や課題などがとても厳しいので、それらを並行して処理しながら、エントリーの準備などもしていかなければならないということ。

現地にいる早いうちからマイナビなどに登録しておいて、しっかりと情報収集をしておく必要があります。

参考リクナビ

参考10万件の企業口コミ。キャリコネ

海外就活も視野にいれることができる

逆に海外にいることを活かし、現地で行われる企業説明会などに参加するのも一つです。

アメリカでは、ボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)が代表的でしょう。

参加条件は、日本語英語共に初級レベルが話せて、日本国内外で学士以上の学位を持っている、もしくは留学経験のある職務経験者か海外職務経験者、というもののみ。

この時はアメリカだけでなく、各国に散らばる日本人留学生が一気に集い、アメリカで最も日本人が多く集まるイベントと言われています(笑)

日本では最終面接までずいぶんと長い採用までの時間がありますが、このような説明会ではものの数日で内定がゲットできたりするのが特徴。

人によっては、即日や2日程度で内定をもらった、というような人もいます。

ちゃんとした留学をしていれば、メリットは多い

無駄に長い留学期間中、現地でなんとなく過ごし、就活の情報収集もせず、というような状態でとつぜん就活を始めてしまうと、留学したことを活かせず、むしろデメリットにしてしまう可能性もあります。

しかし前述したように、しっかりと現地で学び、ある程度の語学を習得し、タイミングに合わせてしっかり準備していれば、留学したことが就活を不利にするようなことはないはずです。

むしろ留学していたからこそ海外の就職フォーラムへの扉が空き、日本では手の届かなかったような企業へスピード就職できる可能性もあります。

短期留学なら、あまり気にすることはないのでは

とは言え、3ヶ月や半年程度の短期間の留学なら行くタイミングさえ間違えなければ、一切就活には影響はないでしょう。

むしろその短期間中にしっかりと語学を高めることができ、TOEICなどで結果を出すことが出来れば、就活時の自分のエントリーシートをぐっとレベルアップさせてくれるはずです。

長期留学なら、海外にいる間に準備をしておくのが吉

現地の大学に入学/編入したり、一年以上の交換留学などを通して長期に渡って留学するのであれば、日本での就活に向けてしっかりと準備をする必要があります。

意識の高い人なら留学前から企業研究を始め、自分が目指す企業がどのような人材とスキルを求めているのかをリサーチし、留学中にそれらを意識した活動を行っていくでしょう。

また留学先で本格的な就活の準備をする際、自分では手の届かないところをサポートしてもらうためにエージェントを利用するというのも一つかもしれません。

参考マイナビ新卒紹介(2018年卒向け)

就活のプロに直接助けてもらいながら、留学先で着々と準備していきましょう。

ぶっちゃけ悩んでる時間が一番もったいない

なにはともあれ、留学すること自体が就職に有利なのか不利なのかを悩んでいる時間が一番無駄です。

考えるよりも行動。

留学に行きたいならさっさと旅立ち、少しでも現地での経験をプラスに変えていこう想いで学べばいい。

結局、留学を就活に活かせるかどうかは、その人の留学中の行動次第なんですから。

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2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

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