アメリカへと海外旅行に行く際、多くの人がクレジットカードを持っていくと思いますが、皆さんはちゃんと海外旅行向きのクレジットカードを選んでいますか?
クレジットカードには様々な種類がありますが、その中には、「海外旅行に向いているクレジットカード」というものがあるのです。
還元率が高かったり、キャッシング手数料が低かったり、旅行向きの様々な特典が付いていたり・・・。
それぞれの特徴を把握して、用途に適したクレジットカードを利用することにより、実は旅行中の出費がぐっとお得になったり、様々な特典を受けられることがあるのです。
今回は、ぼくの5年間のニューヨーク生活と、これまで10カ国以上を旅してきた経験から厳選した、海外旅行、アメリカ旅行へのおすすめのクレジットカードを一挙まとめて紹介したいと思います。
そもそも海外旅行にクレジットカードって必要なの?
海外旅行をする際にそもそもクレジットカードが必要なのか?と疑問に持たれる方もいるかも知れません。
これに対してははっきりと必要だと答えておきます。
その理由は以下の四つ。
- 海外旅行保険のために
- 両替するより手数料が安い
- レジでのやり取りが簡単になる
- ホテルの保証金代わり
詳しくは以下の記事にて解説しているのでぜひ参考にしてください。
あわせて読みたい

まずはVISAを持とう
主たるクレジットカードは主に、以下の5つのブランドに分けられます。
- VISA
- MasterCard(マスター)
- JCB
- American Express(アメリカン・エクスプレス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
この中でも、最も世界的に使えるところが多いのがVISA。
海外に持っていくクレジットカードの一枚は、必ずVISAカードにしておくようにしましょう。
「とにかくカードが必要で、あまり深く考えたくない」という方は、とりあえず以下の年会費無料の二枚を作っておくと間違いないでしょう。
海外旅行にオススメの年会費無料カード
- エポスカード
(VISA)
REX CARD(レックスカード)(MasterCard)
理由は後述しますが、とりあえず定番のこの2つのカードを作っておけば、まず間違いはありません。
ここからは、以下四つのポイントで海外旅行におすすめのクレジットカードを紹介していきます。
- 海外旅行保険におすすめのクレジットカカード
- 海外旅行中の支払いにおすすめのクレジットカード
- 海外旅行中のキャッシングにおすすめのクレジットカード
- 海外旅行向きの特典がついてくるクレジットカード
海外旅行保険におすすめのクレジットカード
まずは、海外旅行保険が付帯してくるクレジットカードの中からおすすめのものをいくつか紹介していきましょう。
エポスカード
海外旅行保険が付帯してくるクレジットカードの中で一番おすすめなのが、あの大手百貨店マルイが発行するエポスカード 。
こちらは年会費無料でありながら、非常にすぐれた海外旅行保険の補償が付帯しています。
海外旅行で注意しなくてはいけないのはやはり、現地でのケガや病気。
エポスカードはそれらの補償が、傷害治療費に200万、疫病治療費が270万円と、年会費無料のクレジットカードの中ではダントツに高額なのです。
さらに旅行保険は自動付帯なので、このカードを持って海外に行った時点で保険が適用される状態になるので、面倒な手続きは一切ありません。
公式サイト上で申し込み、審査に通過すれば郵送もしくは即日マルイの店舗で受け取ることも可能なので、旅行を近日に控えている方にもおすすめできます。
エポスカード | ||
還元率 | 0.50%~1.25% | |
発行元 | 株式会社エポスカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | なし |
海外旅行者なら、ぜひとも持っておきたい一枚です。
エポスカードが選ばれる理由

REX CARD
続いておすすめなのがREX CARD(レックスカード)。
こちらはぜひともエポスカードと合わせて持っておいて欲しい一枚。
というのも、VISAに並んで欧米で強いMaster Cardを選べるので、この二枚をあわせてもつことでまずクレジットカードの不便はなくなります。
さらに通常利用で1.25%という高還元率。
にも関わらず、年会費は無料。
そしてなんと言っても海外旅行保険の手厚さ。
エポスカードと同じく、こちらも海外旅行保険が自動付帯となっているので、海外に持っていくだけで保険が適用されます。
傷害や疾病の治療費用にはエポスカードと同じく最大200万円ながら、エポスカードでは最大500万円だった傷害死亡が最高2,000万円と、年会費無料とは思えない非常に手厚い保証となっています。
還元率 | 1.25% | |
発行元 | ジャックス | |
国際ブランド | VISA、Master | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) |
海外旅行保険は合算が可能
クレジットカード付帯の海外旅行保険は複数のカードで合算することが出来ます。
なので必ず、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを二枚以上持っていくようにしましょう。
あわせて読みたい


下で紹介しているクレジットカードにも海外旅行保険は付帯していますが、上の二枚がやはりダントツでクオリテイが高いので、ぜひまずはその二枚を手に入れてから行かれることをおすすめします。
海外旅行中の支払いにおすすめのクレジットカード
通常、海外に行く際の両替を行うと銀行などでは大体3.0%前後の手数料が取られます。
両替についてより詳しく知りたい方に


しかしクレジットカードで決済をすると、1.6%〜2.0%程度の手数料で済んだりと、実は両替するよりもコストがお得になるのです。
なのでぼくも、海外にいる時は可能な限りクレジットカードで支払いをすませ、現金は極力使わないようにしています。
実際ぼくが現地で支払いに愛用していたカードをご紹介します。
MileagePlusセゾンカード
支払いにおいては、年会費無料にこだわるのであれば先に紹介した
通常の年会費は1,500円ですが、追加料金5,000円を支払いマイルアップメンバーズに加入すると、1,000円のカード利用で15マイルを獲得できるようになります。
これはマイルが貯まるクレジットカードの中でも最高水準で、クレジットカードに比べても非常に高い還元率(2.25%)を誇ります。
また貯まるのはスターアライアンスのマイルなので、このカードで貯めたマイルは、ANAの国内航空券の購入などに使うこともできます。
ブランドはVISA、Mastercard、American Express(AMEX)から選択できますが、AMEXを選ぶことで毎年500マイルがプレゼントされます。
海外旅行保険も自動付帯かつ最大3000万円と高額補償なので、海外旅行にぜひおすすめです。
![]() ![]() | 還元率 | 0.50%(2.25%) |
発行元 | クレディセゾン | |
国際ブランド | VISA、Master、AMEX | |
年会費 | 1500円(6500円) | |
家族カード | なし |
三井住友VISAカードデビュープラス
もしあなたが25歳以下なら、三井住友VISAカードデビュープラス
年会費は無料ながら、通常の三井住友カードの二倍の還元率(1.0%)。
さらに入会後三ヶ月は五倍(2.5%)という脅威の還元率を誇ります。
貯めたポイントはそのまま、楽天ポイントやヨドバシカメラゴールドポイント、ANAマイルなどに交換することもできるので、非常に汎用性が高いです。
また、26歳になると自動的に20代限定のプライムゴールドカードへとランクアップし、通常のゴールドカードと同等のサービスを受けることもできます。
三井住友VISAカードデビュープラス | ||
還元率 | 1.0%(入会から3ヶ月は2.5%) | |
発行元 | 三井住友カード株式会社 | |
国際ブランド | VISA | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | なし |
海外旅行中のキャッシングにおすすめのクレジットカード
クレジットカードの決済は両替よりもお得というのは先のとおりですが、どうしても現金が必要な場面もあるでしょう。
そんな時に視野に入れたいのが、クレジットカードによるキャッシング。
現地のATMを使って現地通貨を手に入れることのできるキャッシングは、実はクレジットカードと同じ程度の手数料で利用することができます。
なのでキャッシングは、両替よりもはるかにお得に現金を手に入れることができる手段なのです。
ただ返済にあたっての利息が高いので、タイミング次第では結果的に通常のクレジットカード利用よりも高い手数料を取られてしまう、ということで避ける人が多いのです。
しかし以下で紹介するカードを使えば、利息を抑えてかなりお得にキャッシングを実現することができます。
セディナカード
キャッシングに最もおすすめなクレジットカードが、セディナカードもしくはセディナカード Jiyu!da!。
海外に対応した多くのクレジットカードは基本的に現地ATMでのキャッシングが可能ですが、 現地でのATM手数料がかかってしまいます。
しかし、セディナカードはATM手数料が無料!
さらにPay-easy(ペイジー)というサービスを利用することで、ネット上で簡単に繰り上げ返済が出来るのです。
エポスカードでもこのペイジーによる繰り上げ返済は可能なのですが、セディナカードの方が請求額確定が早いので、その分利息が安く済ませられます。
ただ残念なのは海外旅行保険も付帯しないことと、通常のセディナカードの場合、還元率も0.5%と決して良いとは言えません。
ただしセディナカードJiyu!da!であれば海外利用の場合3倍の1.5%になるので、そうなった場合はキャッシングだけでなく通常利用にも使える一枚ですね。
年会費無料なので、海外キャッシング&ショッピング専用として、ぜひ持っておきたい一枚です。
海外旅行向きの特典がついてくるクレジットカード
クレジットカードには、海外旅行にあたって素敵な特典がついてくるクレジットカードというものが存在します。
最初に紹介した海外旅行保険などもその一例ですが、他にもカードを作るだけで空港でラウンジが使えるようになったり、空港から無料で手荷物を運んでくれたりするサービスが付帯してくるものもあるのです!
楽天プレミアムカード
年会費無料の楽天カード
というのも、世界中の空港のVIPラウンジが使えるプライオリティ・パスが、このカードを持つことで無料でついてくるのです。
通常、取得に$399(約40,000円)かかるプライオリティ・パスが年会費1万円で手に入るというのは、海外旅行をグレードアップさせたい人にとって見逃せない特典ですよね。
ちなみにプライオリティ・パスを利用して入れるVIPラウンジは世界各国の空港に設置されているので、このラウンジを年に2~3回利用するだけで、年会費は大体元が取れます。
また、カード付帯保険の有効範囲内であれば現地の病院でカード会社が直接料金を支払ってくれる、キャッシュレス診療サービスも付帯していることから、実は海外旅行に非常に適したカードになっているんです。
還元率は1.0%なのでそれほど高くはありませんが、使い勝手の良い楽天ポイントが貯まるので、楽天の利用者であればこちらをメインカードにしてもいいかもしれません。
楽天プレミアムカード | ||
還元率 | 1.0% | |
発行元 | 楽天カード株式会社 | |
国際ブランド | VISA、Master | |
年会費 | 10,000円 | |
家族カード | あり(540円/枚) |
楽天プレミアムカードについてもっと詳しく


まとめ
今回は以下七枚のクレジットカードを紹介しました。
それぞれのカードの特性を活かし、ぜひ次の旅を快適かつお得にしてもらえればと思います。
こんな記事もあります






コメント