ニューヨークへ行く際に悩ましいのが、航空券。
ほぼ半日のフライトで、その料金は決して安くありません。
ですが、そんな航空券代をできるだけ抑えたいと思うのが人間の性(さが)。
というわけで今回は、日本からニューヨーク行きの航空券にはどのような種類があるのかと、直行便・経由便それぞれのメリット・デメリットも合わせて紹介します!
日本から出ているニューヨーク行きの直行便一覧
現在日本からニューヨークへの直行便を出しているのは羽田・成田空港のみで、航空会社は以下の3便。
- JAL
- ANA
- ユナイテッド航空
この中で、ユナイテッド航空の便はニュージャージー州のニューアーク空港着ですが、それ以外の2つはJFK(ジョンFケネディ空港)着です。
ニューヨークへ行く飛行機を検索すると主にJFK、ラガーディア空港(LGA)、ニューアーク空港(EWK)の三つがヒットしますが、ニューアーク空港は事実上ニュージャージー州にあり、ニューヨーク市内からのアクセスもあまり良くないのでおすすめしません。
関連記事JFK(ジョン・F・ケネディ)空港から市内へのアクセス方法まとめ。最も安全でお得な移動手段は?
JALとANAはそれぞれアメリカン航空、ユナイテッド航空と提携しており、時と場合によってはコードシェアリング便として実際に運行する会社がそれぞれ変更になる可能性があります。
JAL→アメリカン航空(アルコール類が全て有料)
ANA→ユナイテッド航空
JAL(日本航空)
成田空港18:25発→JFK空港18:20着
JFK空港11:30発→成田空港翌日14:40着
羽田空港10:50発→JFK空港10:45着
JFK空港13:10発→羽田空港翌日16:25着
ANA(全日空)
成田空港16:50発→JFK空港16:35着
JFK空港12:00発→成田空港翌日15:00着
羽田空港10:20発→JFK空港10:15着
JFK空港18:15発→羽田空港翌日21:15着
ユナイテッド
成田空港16:55発→ニューアーク空港16:45着
ニューアーク空港10:55発→成田空港翌日13:55着
ニューヨーク行き直行便のメリット
時間の節約
ニューヨーク行き航空券で直行便を選ぶ最大のメリットは、何よりも時間の節約でしょう。
ただでさえ旅行日数が限られているのに、無駄な移動時間が増えてしまうとそれだけ旅行時間が減ってしまい、とても損です。
経由便はものによって20時間以上かかるものもあり、これに時差ボケまで重なると、時間だけでなく体力も消耗してしまって現地での滞在に支障が出る可能性もあります。
関連記事ニューヨークと日本の時差の計算方法は?時差ボケ対策やサマータイムについて
日本語が通じる
直行便という時点でまず、JAL/ANA/ユナイテッドの三択になるわけですが、国内会社である前者二つはもちろん、ユナイテッドも日本発着を前提にしているので日本語可の添乗員が乗っています。
英語が全くダメ、という方はあまりいないとは思いますが、そういう人にとってもこれは大きなメリットです。
逆に経由便の場合だと日本発の便は問題ないでしょうが、乗り換え以降のフライトで日本語が通用しない可能性が高いです。
ニューヨーク行き直行便のデメリットは「価格」
直行便最大のデメリットはやはり、その価格。
時期にもよりますが、経由便が主に60,000~80,000円あたりで購入できるのに対し、直行便は安くても120,000円以上が相場と、価格が倍以上違う可能性もあります。
ただ、先の通り経由便は20時間以上のフライトになることも珍しくなく、さらにはそれが往復になってしまうと、ほぼ丸一日を空の上で過ごすことになってしまい、非常にもったいない。
留学のように長期滞在する場合であればあまり問題ないかもしれませんが、数日しか滞在できない旅行者の方は、少し無理をしてでも直行便のチケットを購入することをおすすめします。
関連記事ニューヨーク航空券(往復)の安い時期&相場、お得な買い方
ニューヨーク行き経由便の種類
経由便は選択肢が何通りもあるので全てを紹介するのは不可能ですが、代表的なものを一部紹介します。
ニューヨーク行きの経由便で比較的人気なのは以下の7つの航空会社。(カッコ内は会社の国名)
- アシアナ航空(韓国)
- 大韓航空(韓国)
- キャセイパシフィック航空(香港)
- 中国東方航空(中国)
- 中国国際航空(エアチャイナ)(中国)
- ユナイテッド航空(アメリカ)
- デルタ航空(アメリカ)
それぞれの航空会社の運営国の都市に数時間滞在し、ニューヨーク行きの便に乗り換えます。
特に日本人に人気なのは韓国経由で、仁川(インチョン)空港の免税店で買い物してから、という人は多いですね。
ニューヨーク行き経由便のメリットは2つ
以下から、経由便を利用するメリットについて紹介します。
安い
経由便を使う最大のメリットはやはり、「安い」ことでしょう。
オフシーズンであれば往復でも50,000円代のチケットを見つけることは難しくありません。
直行便では安くても120,000円する航空券が半額以下になるのは、やはりかなり魅力的です。
入国審査が楽(アメリカ国内経由の場合)
アメリカ国内経由便であれば、先に経由するアメリカの他の都市で入国審査を済ませる事ができます。
なぜこれがメリットなのかと言うと、ニューヨーク、特にJFK空港の入国審査は恐ろしい程長いから。(特に午後着の場合)
ぼくも他の数都市で入国審査を経験しましたが、未だニューヨークよりも長く待たされた場所に出会ったことはないです。
というかニューヨークの空港(JFK,LGA,EWK)は3つともアメリカの空港ランキングでワースト10の常連という...
シカゴやダラスなどの空港はニューヨークに比べて圧倒的に非常にスムーズなので、もし経由便を利用するならアメリカ国内の都市経由がおすすめです。
ニューヨーク行き経由便のデメリットは「時間」
当たり前ですが、経由便は乗り換えで他の空港を経由するので、時間が余計にかかります。
特に中国経由のチケットは安いものが多いですが、フライトの時間が中途半端に分散してしまったり、空港滞在時間が半日〜1日と長くなってしまうパターンが多いので、旅慣れしていない方にはあまりおすすめできません。
アメリカ国内の都市でも5時間待ちとかはザラなので、やはり旅行中に無駄な時間を使いたくない、という方は少し高くなってしまっても直行便のチケットを購入するのがベターでしょう。
まとめ
今回は、ニューヨーク行き航空券の種類と、直行便や経由便それぞれのメリットを紹介しました。
最後に、タイプ別のおすすめリストを掲載しておくので、ぜひチケット購入の参考にしてください。
こんな人には「直行便」がおすすめ!
- 少しでも現地滞在時間を長くしたい。
- 飛行機が好きじゃない。
- 飛行機ではあまり眠れない。
- 英語が苦手。
- 良いサービスを受けたい。
こんな人には「経由便」がおすすめ!
- 現地滞在時間が短くなってもいい。
- 飛行機が好き。
- 飛行機では結構寝れる。
- 英語でも問題ない。
- サービスの質は気にしない。
ぜひ、自分に最適なフライトを選んでニューヨーク旅行を楽しんで下さい。
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