今回は、ぼくが世界トップレベルの物価を誇るニューヨークという街で5年暮らした経験を通しておすすめする、節約に向けたアパート/ルームシェアの家探しテクニックを伝授します。
そもそもどのエリアに住むのか?
極論を言いますと、基本的には中心部や都心(ニューヨークの場合はマンハッタン)から離れれば離れるほど安くなります。
ことニューヨークに関してはマンハッタンの中でも値段に開きがありますが、やはりブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、とマンハッタンから離れることで安くなります。
そして、家賃が安くなれば必然的に、近隣のスーパーなどの物価も安くなります。
アパート・シェアハウスの探し方
まずは海外での一般的なアパート・シェアハウスの探し方を紹介します。
現地不動産会社を使う
紹介料を払うのに問題がないのであれば、不動産を利用するのが一番手っ取り早く理想の場所を見つけやすいでしょう。
特にNYには日系の不動産会社も多く、自分の具体的な要求を理解してもらいやすいです。
紹介料は安くありませんが、良い条件の場所を見つけることができたら、長い目で見れば決して損ではないと思います。
ただ、シーズンによって紹介してもらえる家の数・質が大きく変動するので注意。
信頼できる日系の不動産会社をご希望の場合はご一報下さい。紹介します。
現地のウェブサイトで探す
都市なら日系のウェブサイトも充実してますし、現地のウェブを使うのも一つです。
特に現地のウェブサイトでルームメイト募集の掲示板を探すと、たまに破格の条件の場所が見つかることも。
但し、詐欺などもあるので利用には十分注意を。
有名な日系サイト
SNSで呼びかける
たまにFacebookなどでも、ルームメイト募集や部屋さがしてます系の投稿を見つけることが出来ます。
友人経由なので、比較的信用&安心できますが、ある程度現地で友人が増えないと実践しにくく、どちらかというと受け身なので運任せなところも。
そういうパイプのありそうな人と繋がる
現地に長く住んでいる人や個人で部屋を貸したりしてるような人と繋がることが出来れば、いい条件の場所を見つけることが出来るかもしれません。
知り合いの紹介で・・・という形で、素晴らしい条件に住んでいる友人を何人か知ってます。
ぼくもそういう知り合いが欲しいです。(切実)
節約生活に最適なアパートの選び方
さて、本題です。
節約生活に向いているアパート・シェアハウスとはどんなのなのか。
ぼくが徹底的に節約を目指した場合の理想の条件を書いていきます。
冷凍庫(室)があるor使えるスペースが十分にある
はいこれめっちゃ重要。
冷蔵庫じゃないですよ、冷凍庫です。
アメリカのスーパーは日本に比べ、何かとサイズがでかいです。
しかし肝心の一人暮らしだと消費しきれず腐らせてしまうこともしばしば。
そういう時に、冷凍庫で凍らせれるものを中心に食材のまとめ買いが出来ます。
あと、一気に大量に作って作りおきするとか。
安価なスーパーや八百屋、ファーマシー(薬局)などが近くにある
どれだけでかい冷凍庫があれど、入れるものを買えなくちゃ意味が無い!
しかも、ただでさえ大きくて重い食材を長距離持ち運ぶのは大変。
冷凍庫をフル活用するためにも家の近所に、そういうスーパー等があるのは必須条件です。
COSTCOなんかが近くにあれば最高ですね。
ちなみに我が家は駅から3〜5分の好立地ですが、家と駅までの間にスーパー3件、八百屋1件、ファーマシー2件、デリ4件その他飲食店がもろもろございます。正直これは半端ないです。
多少家賃が上がってでも、将来的な節約を考えるとこの恩恵は十分に受けれます。
ちなみにNYCで安価なスーパーの代表的なのは、KEY FOODやMET、ALDIなど。
間違ってもWhole FoodsとかCitarellaとかじゃないですよ。
あんなのは貴族が買い物するところです。
Dean&DeLuca?あれは王族か皇族専用です。
(複数階の場合)エレベーターがある。(オプション)
いくら近所に安いスーパーがあってたくさん食材が変えても、それを持って階段を登るのはなかなかの地獄です。
2、3階くらいならまだいいですけど、階段で6、7階とかに住んだら・・・多分下半身がすごく逞しくなると思います。
外に出るために体力を使う=必然的に外に出たくなくなる=食材を買いに行かなくなる=自炊ができなくなる
という負のループが起こり得るので、高層に住む場合は絶対にエレベーターの存在は必須だと思っています。
むしろ鍛えたい、痩せたい、という方にとっては階段式(ウォークアップ)のアパートでも問題無いと思いますが。(ぼくは絶対イヤです)
学校などからの距離に関して
もし皆さんが通う学校や職場が都心部ではなくローカルエリアであれば、そこからの距離と家賃の兼ね合いはあまり考える必要がないかもしれません。
ですが、例えば都市部に留学先の学校や職場がある場合はどうしても、通学・通勤にかかる時間が問題になってきます。
時間とお金
時間とお金の節約は難しい問題です。
ありきたりですが、時間はお金で買えません。
例えば通学に一時間かかるとして、その一時間をもっと有効活用できるのであれば、その分お金が高くなっても仕方ないのかもしれません。
ただぼくの場合は、多少の通学時間がかかっても家賃の安い方を選びます。
もちろん学校近くに住めることに越したことはありませんが、移動時間に課題をしたり読書をしたり、あるいはブログの下書きをしたりなど、移動時間を比較的有効活用出来るからです。
ニューヨークの場合
これはニューヨークに限った話ですが、ニューヨーク市内の交通費は一律です。
MTAという市営の交通機関が地下鉄とバスを運営しているのですが、市内の移動にはこれらの利用が必要不可欠になります。
学校や職場から住む場所が徒歩圏内にない限り、MTAの券(メトロカード)の購入は必須、かつ料金が固定なので、月々にかかる交通費と家賃の兼ね合いはあまり意味がありません。
あるある満載なニューヨークの地下鉄の乗り方とメトロカードの買い方
まとめ
極論ですが格安スーパーでまとめ買いした食品を冷凍保存しておける環境があれば、正直かなりの節約が見込めます。それを念頭に置いて家探しをすれば、コストパフォーマンスの高い物件を探すことができるのではないでしょうか?
残念ながらある程度の自炊が必須条件にはなってきますが、これは節約するのであればもうやるしかありません。