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留学生でもアメリカでお金を稼ぐことができる方法まとめ

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基本的にアメリカで留学生が働くことは許可されていません。
それでもなんとかして生活費を稼ぎたかったぼくは留学初期の頃、非常に悩みました。

今回は、基本的には働けない留学生がアメリカでお金を稼ぐためのアイデアをいくつか紹介します。

  • 筆者:こんな人が書いてます

SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

なぜ働けないのか?

そもそも、なぜ留学生は働いてはいけないのか?
当初ぼくはこの原因を、学ぶためにきた留学生が学業そっちのけにならないための施策だと考えていたのですが、どうやらこれは違うらしくアメリカ人の雇用が奪われないためだったようです。

賃金が安くても少しでも稼ぎたい留学生。
確かに彼らが皆働いてしまうと、雇用機会を奪われる人が多く出ることになります。

故に「留学生は大人しく勉強してろ」といった具合で労働を許可されていません。

正規に働く方法

じゃあ留学生がお金を稼ぐのは無理なのか!と言われたら必ずしもそういうわけではありません。

いくつかの方法があるので紹介します。

学内で働く

まずは自分が通う学校で働く方法です。
これが一番安心かつ、確実ですね。

仕事内容は学校によって色々ありますが、例えば清掃員だったり、カフェテリア、ブックストア、チューターなどがよく聞く例です。

ただし、留学生はみんな働きたいので、どの仕事も基本的には競争率が高めです。

仕事を得るまでの流れとしてはまず、学校ごとの担当faculty(部門?例えば清掃部門など)に直接問い合わせ、許可をもらえたら、留学生オフィス(International student office)などで必要な手続きを受ける、というのが一般的です。

本来、このような労働においてはソーシャルセキュリティーナンバー(SSN/社会保障番号)が必要なのですが、普通の留学生はSSNを取得できません。故に、SSN無しでの労働を許可してもらうための手続きが必要になります。(これも詳しいことは留学生オフィスに問い合わせましょう)

OPT/CPTを利用する

大学やコミュニティカレッジに通う生徒は、PT(プラクティカルトレーニング)と呼ばれる制度を利用することができます。
これは、就学して一定期間以上が経過した学生が、学外で有給インターンを出来る制度のこと。

ただしこのPTには条件があり、学生がそれらを満たしていないと利用することが出来ません。

まず、CPT(Curricular Practical Training)と呼ばれるものから。
条件は以下になります。

  1. F-1ビザ(学生ビザ)を利用して1年以上在籍していること
  2. 自分の専攻に関連した分野の仕事であること
  3. インターンをすることで単位を得られる授業を登録していること
  4. ↑の授業のワークショップに参加すること

これによって最長1年間、自分の勉強した分野に関連する仕事にフルタイムで従事することが出来ます。

ちなみに大前提として、学位取得を目指すフルタイムの学生であることが定められています。つまり、普通の語学学校の生徒などはこの制度を利用することはできません。

続いて、OPT(Optional Practical Training)
こちらも課せられる条件はCPTと同じなのですが、違うのは大学におけるカリキュラムの終了後、つまり学位取得後に利用できます。

こちらもCPTと同じく一年間有効なので、四年制大学の卒業後にこの制度を利用して。フルタイムでインターンとして働き、そのまま就職、あるいはその間に就職活動をするケースが多いようです。

違法アルバイトに関して

さて、どうしても話に出てきてしまうのは、労働許可などを一切とらない、違法アルバイトに関する話。

これはあまり大きな声では言えませんが、存在するのは事実です。
もはや暗黙の了解、といった感じでしょうか。

ぼくからは何もコメント出来ません。
オススメはしません。自己責任です。

その他の方法

違法な方法以外でお金を稼ぐにはどうすればいいのか、ということに関してですが、実はものすごくシンプルな方法があります。

それは、円を稼ぐということ。
インターネットの利用が不可欠になっているこの時代、自分が現地にいなくてもネットで日本円を稼ぐことも出来ます。

当然ですが日本の口座が必要なのでご注意下さい。
収支計算が楽なので、専用の口座を一つ作っておくといいと思います。
オススメはネット申し込みで簡単に作れる&楽天ポイントも貯まる楽天銀行

では、いくつかの例を紹介します。

ブログ/ウェブサイト

例えばぼくのように自分のブログを製作し、アフィリエイトなどを使って広告収入を得る方法です。
利益率、費用対効果は恐ろしく低い(笑)ですが、自分の好きなことを発信しながら少額でも稼げるという楽しさがあります。
また、これをきっかけにいろんな人と出会えたり、チャンスに恵まれたりもしました。

ブログは、AmebaやLivedoorなどの無料ブログサービスなどでもいいかもしれませんが、アフィリエイト禁止だったり広告の制限があったりなどするので、個人的には独自ドメイン+レンタルサーバーで運用するのをお勧めします。

このサイトの制作に使っているサービス

独自ドメイン▶︎ムームードメイン

レンタルサーバー▶︎エックスサーバー

ブログサービス▶︎WordPress

基本的なことは、この本で勉強しました。

また、ブログを構築したらアフィリエイトサイトに登録し、自分のブログに適した広告を貼っていきます。

このサイトで契約している主なアフィリエイトサイト

アフィリエイトに関しては、以下の書籍が初めての方にはオススメです。

オンラインショップ

ファッションや雑貨などの知識が豊富な人は、現地で仕入れたものを利用して日本に販売するのも一つかもしれません。
実際こちらでファッション系のオンラインショップを経営し、成功した人もいました。

上記したように、自分でブログやウェブサイトを製作しそこから日本向けに販売をするのも一つですし、現在だとオンラインショップを簡単に開設出来るサービスも存在します。

オンラインショップ開業サービス

自分のスキルやテイストをうまく活かすことができれば、これで稼ぐことができるかも?

クラウドソーシングで仕事を受注する

ここ数年で結構主流になってきたオンライン上で仕事を受注出来る「クラウドソーシング」のサービス。

ウェブやグラフィックのデザインなど、手に職がある人であれば、こういうもので海外にいながらも日本から仕事を受注することが出来ます。

人気のクラウドソーシングサイト

デザイン・アート留学をし現地で技術を身につけ、クラウドソーシングで仕事を受注、なんてのも、もしかしたら一つのアイデアかもしれません。

起業する

究極の手段として自分で起業しビジネスを始める、という方法があります。

とは言っても簡単に出来るわけではありませんが、現地で就労可能なパートナーがいれば会社を設立出来ます。

最初に話した通り、アメリカ人の雇用を奪うことがいけないのであって、自身がビジネスを立ち上げ、それによってお金を稼ぎ、国に税金を払うという行動自体はなんら違法性はありません。
ビジネスをすることと就労する、ということは必ずしも一致しないので、まるで言葉遊びのようですが、実際に出来ます。

ただし、ここでの会社に入ったお金と自分に入ってくるお金云々、あるいはビザなどに関しては事例が少なく曖昧な点も多いので、ここではあまりはっきりしたことは書かないようにします。

会社を作ること自体もタダではないし、様々な手続きも必要なので簡単ではないですが、このような選択肢もある、ということは覚えておくといいかもしれません。ただし、自己責任でどうぞ。

節約する

お金を稼ぐ、ではなく、お金を使わない。
これは、実はすごく初歩的かつ重要な方法ではないでしょうか。

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="sagat01.jpg" name="SAGAT"] 留学生の身分で稼ぐことは簡単じゃないけど、お金に変えられるスキルを得られるチャンスかもしれない。 [/speech_bubble]

学生ならではのフットワークの軽さなどを生かせれば、意外と色々できることはあるものです。
実際ぼくも、このサイトやデザインに関してなど、様々なことをしてきました。

ただし、皆さん留学生の本業(学業)を忘れないように(笑)

この夏、NYで下見留学。8月11日まで

  • このサイトの管理人

SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

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