今回の記事ではアメリカのATMの使い方と、そのATMを用いてお金の引き出し方、クレジットカードによるキャッシングの仕方を解説しています。
普通の海外旅行で現地のATMを使うことはあまりない、とお考えの方も多いかもしれませんが、実は両替よりもクレジットカードによるキャッシングは手数料が安いので、観光客ほどATMは活用すべきでしょう。
ただし、アメリカのATMは日本語に対応しているものが少なく、また日本のものとは勝手が違うことも多いので、事前にしっかりと使い方を予習していくことをおすすめします。
ATMを使う時に知っておきたい単語集
まずは、アメリカのATMを使う時に覚えておいた方がいい単語をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ACCOUNT | 口座 | PIN | 暗証番号 |
WITHDRAWAL | 引き出し | TRANSFER | 振り込み |
BALANCE | 残高 | TRANSACTION | 取り引き |
CHECKING | 当座預金 | SAVING | 定期預金 |
DISPENSE | 支払い | AMOUNT | 合計 |
ACCOUNT | 口座 | PIN | 暗証番号 |
おすすめのATMと使うべきでないATM
アメリカ、特にニューヨークの街には多くのATMが存在します。
どこでもお金がおろせて便利に感じられるかもしれませんが、スキミングなどのトラブルを避けるため、デリの中や路上にあるATMを利用するのは避けましょう。
特に人気のない場所にあるものは、利用者を狙った盗難などの可能性もありますので絶対に避けてください。
基本的には銀行、もしくは大手のファーマシー(薬局)の中にあるものを利用するようにしましょう。
アメリカのATMの使い方
ではここからアメリカのATMの使い方を解説していきます。
まずはATMにカードを挿入しましょう。
日本のATMのように、カードが吸い込まれるタイプはあまりなく、カードを差してすぐ抜くタイプのDIP式と、カードの黒い部分をスライドさせて読み込ませるSWIPE式がメジャーです。
DIP式
差し込み口にクレジットカードを差し、そのまま引き抜くことでカードが読み込まれます。
ニューヨークにある大半のATMはこのDIP式を採用しています。
地下鉄のメトロカードを使うのもこの方式です。
SWIPE式
カードの黒い部分を機械に通して読み込ませるタイプです。
銀行のATMではあまり見ないタイプですが、このタイプを利用するところもたまにあるので覚えておいてください。
無事にカードを読み込んだら、操作画面にいきましょう。
ATMの操作画面
ここから先はあくまでも一例で、ATMによって異なる可能性があります。
まずは4ケタの暗証番号(PIN)を入力します。
デビットカードでもクレジットカードでも同じなので、必ずこの暗証番号は事前に確認しておいてください。
続いてどの手続きを取るかを選択します。
お金を引き出す場合はWITHDRAWAL(引き出し)
振り込む場合はTRANSFER(振り込み)
残高を紹介する場合はBALANCE(残高)
今回はWITHDRAWALを選択した前提で進めていきます。
次は、引き出す口座を選びます。
上ふたつのCHECKING(当座)とSAVING(定期)は、銀行のキャッシュカードから預金を引きおろす場合で、現地の口座がお金を出したいのであればこちら。
クレジットカードでのキャッシングであればCREDITもしくはCASH IN ADVANCEを選択します。
もしこのどちらも表示されない場合は、CHECKINGを選択します。
続いて金額の選択。
アメリカの銀行は紙幣の関係上、基本的に$20もしくは$50単位でしか現金を下ろすことができません。
こちらで選択し、カードに問題がなければ無事にお金が出てくるはずです。
最後に「WOULD YOU LIKE ANOTHER TRANSACTION?」「DO YOU WANT TO CONTINUE?」など、他の手続きに関する質問が来ますが、もし問題なく処理が終わったら「NO」を選択して終了でいいでしょう。
最後に明細を受け取って手続きは完了です。
アメリカのATMの使い方まとめ
今回の記事では、アメリカのATMを使う上で抑えておきたい基本的な知識と、実際の使用方法について解説しました。
最後に簡単にまとめておきます。
- 両替よりもATMからのキャッシングがお得。
- ATMに使う単語を覚えておこう
- 路上のATMは危険なので使わないように
- カードの入れ方は日本と違う
- PINナンバーを確認しておきましょう
- アメリカのATMは$20単位でしか引き下ろせない
みなさんの旅のお役に立てれば幸いです。