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紹介しています。
時間がない人へのまとめ
- 大胆すぎる犯行とずさんすぎる管理
- 警察に頼んでも盗まれたものは返ってこない
- 被害届は絶対にもらおう
- クレジットカードの海外旅行保険に救われた
盗難に遭った状況
盗難被害にあった場所は、当時ぼくが通っていた学校でした。
授業で提出すべき課題を印刷するのを忘れていたことに気付き、一度荷物を置いたまま図書館に課題を印刷しに向かったのです。
教室を出た時はクラスメイトが一人で自習していました。
そして15分ほど後、教室に戻ると何人かのクラスメイトが雑談していました。
彼らに軽く挨拶して自分の席に戻ると、全てが消えていました。
買ったばかりだったMacbook Proを始め、もっていたバックパックとその中にあったカメラや教科書、そして椅子にかけていたダウンジャケットまで、何もかもがなくなっていたのです。
最初はクラスメイトの冗談かと思い、皆に「おい、どうしたんだよ俺のカバン〜!」なんて冗談交じりに問いかけましたが、皆の顔は「?」でした。
慌てて教室をくまなく見渡しましたが、結局は見つからず。
授業開始に合わせてやってきた教授に事情を伝え、セキュリティオフィスへと向かいました。
学校のずさんな管理体制が明らかに
セキュリティオフィスで事情を説明し、学校内に設置されている監視カメラについて尋ねました。
するとオフィスのスタッフがバツが悪そうに言ったのは、教室周辺に設置されていた監視カメラはフェイクで実際には動いていないということ。
さらにはエントランス周辺に設置されていたものも学生には見せることができないなどと言われ、手の打ちようがありませんでした。
結局どうしようもないので警察を呼ぶことになり、彼らが来るまではセキュリティオフィスにて調書?のようなものを書くことになり、被害状況や盗られたものなどをざっくりと記載させられました。
この時、どうやら同様の被害にあったらしい学生が数人セキュリティオフィスに駆け込んできてちょっとした騒ぎになっていました。
どうやら学校への侵入者による、組織的な犯罪のようでした。
警察とのやりとり
セキュリティオフィスに警察が来てからは、より詳細な調書?のようなものを書かされ、その後、パトカーに乗せられて警察署に連れて行かれました。
まさかこんなところで人生で初パトカーを体験することになるとは。
最寄りの警察署に連れて行かれ、現地で正式な被害届を書かされました。
盗られたものの名前と値段などを記載し、書き終わったらそれを警察の方に提出して、その後、お偉いさんぽい人と面談。
被害状況などについて簡単なインタビューを受けました。
この時にiPhoneから「Macを探す」などの機能を使って大体の位置が特定できるのではないか、という話をしたものの、大体の場所がわかるだけで人物までは特定できないからどうしようもない、というようなことを言われました。(じゃあ一体なんのための機能やねん!)
結局、被害届を出しただけであとはこれといって何をしてくれるわけでもなく、警察署を後にすることになりました。
もちろんパトカーで送ってくれるんだろうと思っていましたがそんなことはなく、そのまま徒歩で学校へ戻りました。(約20分ほど)
その後
その後、何度かにわたってセキュリティオフィスや警察に問い合わせたりしたものの、結局進展はなくうやむやに。
そもそも学校の校舎はIDを見せないと入れないにもかかわらず、なぜこのような事件が起きてしまったのか?
実はこの日、「スクールツアー」(学校見学)の日で、数少ない「外部の人間が学校に入れる日」だったのです。
そのタイミングを狙って、どうやら盗難グループが学校に侵入し、大規模に盗難を行ったようでした。
この件を受けて学校側でもかなり揉めたようで、この後数週間にわたり大規模なセキュリティ強化を行って、学校中のあちこちに監視カメラを設置されました。
盗難にあったぼくらに何らかの保障があったわけではなく、盗られたものは返っては来ませんでしたが、これでセキュリティ強化されたことで盗難被害が減ることを祈るばかりです。
クレジットカードの海外旅行保険に救われた
ただ何より救いだったのは、奇跡的にクレジットカードの海外旅行保険の範囲内(日本出国から三ヶ月以内)での出来事だったので、盗難被害の保障が適応されました。
被害にあった数日後にクレジットカード会社に問い合わせを行い、メールに送られてきた書類に情報を記載して保険の申請を行いました。
ちなみにこの時、警察署で書いた被害届の提出を求められました。(なくても対応はしてもらえますが、あったほうがお金が返ってくる確率が高くなるようです)
全ての手続きを終えて、実際にお金が返ってくるまでには二ヶ月程度かかりましたが、被害総額が約50万だった中、クレジットカードの保証額の満額の30万まで保障されたことは不幸中の幸いだったと言えます。
この時始めて、「海外旅行保険」のありがたみを実感することになりました。
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