「これから留学に行くのだけれど、クレジットカードって必要?」
「留学におすすめのクレジットカードがどれかわからない...」
そんな方のために、留学向けのクレジットカードの選び方とおすすめカードの紹介します!
ぼくは、ニューヨーク留学に行くまで「クレジットカードなんてどれも同じ」だと思っていました。
しかし、想像以上にカード社会だった現地では、クレジットカードを使わざるを得ない機会が多くありました。
そして、実際に色々と調べて使って行く中で、これまでの認識を強く反省しました。
というのも、クレジットカードというのは膨大な種類があり、海外旅行保険が付帯していたり、マイルやポイントを効率的に貯めれるようなものなど、それぞれに特色があったのです。
ぼく個人としては、「もっと早く知っておけば色々と効率的にすることが出来た...」と悔やまれるのですが、みなさんが同じ思いをせぬよう、今回はぼくの五年間の海外留学生活を通して学んだ留学向けのカードの選び方と留学におすすめのクレジットカードを厳選してみました。
もしこれからニューヨークをはじめ、海外へ行こうと思っている方は、是非こここで紹介しているカードを参考にしてみてください。
留学にクレジットカードが必要な理由
そもそも留学にクレジットカードって必要なのでしょうか?
常識として、海外旅行にはクレジットカードが絶対に必要なのは言うまでもありませんが、海外留学においてもこれと同じことが言えます。
その理由をざっくりとおさらいしておきましょう。
手数料が両替よりも安い
普通の両替では手数料が3%前後が一般的です。
それに対して、クレジットカードの利用手数料は約1.6%前後。
クレジットカードを使えば、実質的に現金よりもはるかにお得な価格で買い物をできるわけですね。
また現金が必要な場合も、現地のATMなどでキャッシングをすれば、普通の両替をするよりもはるかに安い手数料で賄うことができます。
アメリカのATMの使い方
海外旅行保険がついてくる
クレジットカードには、無料で海外旅行保険がついてくるものが数多くあります。
基本的にはその保険適用可能期間は渡航日から3ヶ月ですが、自動付帯と利用付帯をうまく利用することで、その期間を伸ばすことが出来ます。
短期留学でも長期留学でも、この保険が無料になる機能を使わない手はありません。
留学保険を無料にする方法
複数枚もつことでさらにお得に
手数料も安く、海外旅行保険もついてくる、なんてうれしいことづくしのクレジットカードですが、必ず二枚以上のクレジットカードを持って行くようにしてください。
というのもカードのブランドによっては使えない店があったり、万が一盗難などにあって紛失してしまったりの可能性もあります。
また複数枚のカードを持っていれば、海外旅行保険を合算することも可能です。
海外留学向けのクレジットカードの選び方
では、クレジットカードはどのように選べば良いのでしょうか?
これまでの海外生活を通して、ぼくなりのクレジットカードの選び方をまとめてみました。
- 年会費はあるのか?
- 会員特典は充実しているか?海外旅行(留学)に適しているか?
- 海外旅行保険は付帯するのか。自動付帯か利用付帯か。
- 海外で利用した時の決済時の手数料はどうか。
- 還元率はどうか。ポイントやマイルは付与されるのか。
もちろん、これらの問いに対して一枚で全部に応えてくれるような夢のようなカードは存在しません。
ですが、以下で紹介するカードを組み合わせることによって、限りなく理想的な状態に近づけることが出来ます。
カードブランドの選び方
おすすめのカードを紹介する前に、まずはブランドによる違いを確認しておきましょう。
カードブランドは主に以下に紹介する5つですが、それぞれ為替手数料が異なります。
ブランド名 | 為替手数料 |
ダイナーズクラブ | 1.30% |
JCB | 1.60% |
VISA | 1.63% |
Master | 1.63% |
アメリカン・エクスプレス | 2.00% |
手数料を安い順に並べてはいますが、基本的にレートはカード会社が独自に設定しているものなので、実はこの手数料はそれほど意味がありません。
また注意した方がいいのは、ダイナーズクラブ、JCB、アメリカン・エクスプレスの3つは、お店や地域によって使えないことが多いので、まずはVISAとMasterの定番の二枚を抑えておきましょう。
特にJCBは欧米諸国だと使えないことが多いので要注意です。
海外留学におすすめにクレジットカード
ここからはぼくが実際に使った、おすすめのクレジットカードを紹介していきましょう。
エポスカード
まずはダントツでおすすめしたいのが、年会費無料で海外旅行保険が自動で付帯する、エポスカード。
ケガや病気の補償が年会費無料カードの中ではトップクラスであり、また海外でのおすすめ現金調達方法であるキャッシングが通常よりもお得に行えるという点でもおすすめです。
現地の医療機関で使えるキャッシュレス診療サービス(現金不要で診療が受けられる)も付いていて、海外に持っていく一枚としては最適ではないでしょうか。
関連記事海外ブロガーや旅行好きが口を揃えてエポスカードをおすすめする理由は、〇〇〇〇〇〇にありました。
JCB EIT(エイトカード)
エポスカードとぜひ合わせて持ちたいのが、このJCB EIT。
こちらも年会費無料で、海外旅行保険が自動付帯!
ただ、JCBブランドなので海外での支払いにはあまり向きませんが、審査もゆるく、最短三日で発行されるので、海外旅行保険専用のサブカードとして作っておくといいかも。
三井住友VISAクラシックカード
クレジットカードの定番である三井住友VISAカードも、実は持っておきたい一枚です。
こちらにはクラシックとクラシックAという二種類があるのですが、それぞれ海外旅行保険がクラシック=利用付帯でクラシックA=自動付帯となっています。
自分の所有しているカードのラインナップで、どちらのタイプを選ぶべきかを判断すればいいとは思いますが、海外旅行保険が利用付帯のカードというのはあまり多くないので、ぼくは利用付帯のクラシックを選択しています。
関連記事3ヶ月以上のアメリカ留学/滞在者は三井住友VISAカードの海外旅行保険利用付帯を見逃すな
マイ・ペイすリボというサービスに申し込めば年会費が実質無料になりますし、キャッシュレス診療サービスもあり、何より世界で通用するVISAブランドなので、海外に行く際はお守りとして、ぜひ一枚持っておきたいカードではないでしょうか。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード
もしあなたがまだ25歳以下なら全力でおすすめしたいのが、初年度年会費が無料(26歳まで無料/2年目以降3,000円)、のセゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード。
元が無料のカードではないだけに補償が手厚く、中でもケガ・病気、事故の賠償責任などの補償が優れています。
さらには帰国時に手荷物を無料宅配してくれるサービスや、現地での日本語アシストなど、海外に行くなら心強い特典がもりだくさんなので、年会費を払ってでも持っておきたい一枚です。
リクルートカード
リクルートカードは、年会費無料で利用付帯が使える数少ないカード。
補償はそれほど手厚くはないものの、自動付帯のカードと他の利用付帯カード(例:三井住友VISAカードのクラシック)と組み合わせれば、最大9ヶ月まで無料で海外旅行保険を延長することができ、長期留学にはもってこいです。
カード自体は使わなくてもいいので、海外旅行保険を強化するために一枚所有しておいてはいかがでしょうか?
MileagePlusセゾンカード
長期留学の場合は一時帰国際にかかる渡航費を浮かすために、マイルを効率良く貯めるのが理想。
もし学費をクレジットカードで払うことができれば、めちゃくちゃ早くマイルを貯めることができます。
その際におすすめなのが、高還元率のマイル系クレジットカード。
イチオシなのは、年会費が1,500円かかってしまいますが、ANAをはじめ、ユナイテッド航空やエア・カナダ、アシアナ航空などが所属するスター・アライアンス系のマイルを高還元率で貯めることができるMileagePlusセゾンカード。
海外旅行保険の補償が手厚いのはもちろんのことながら、、追加で5,000円の年会費を払ってマイルアップメンバーズになることで、1,000円で15マイルもの高還元率を受けることができます。
またブランドはAMEXを選ぶことで、更新時に毎年500マイルが付与されるのも超お得!
こちらを使って学費を払えば・・・?凄まじい勢いでマイルを貯めることができますね。
楽天プレミアムカード
年会費10,000円がかかってしまうのがネックですが、楽天プレミアムカードは、海外で使うのにもおすすめの一枚です。
補償はそれほどですが、汎用性の高い楽天ポイントがめちゃくちゃ貯まるので、海外にいる間はこれで決裁しまくって、貯まったポイントを使って買い物をするのもいいでしょう。
ちなみに楽天は海外サイトもあるので、留学中でも活用できます。
年会費を抑えたい人は通常の楽天カードでもいいと思いますが、楽天プレミアムカードの最大の特徴は、空港内のラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パスが無料で手に入る点。
長期留学になって頻繁に海外に行くようになると、空港ラウンジのありがたさが身に沁みるんですよね〜。
関連記事年一回以上海外へ行くなら楽天プレミアムカードは年会費を払う価値がある。
さいごに
今回の記事では、ぼくの五年間の海外生活および幾度にもわたる海外旅行の経験からおすすめのクレジットカードを選びました。
とりあえず迷っている人は、年会費無料のエポスカード(VISA)とJCB EIT(JCB)、楽天カード(Master)の三枚を作っていけば間違いないと思います。
なんとなく昔から使ってる〜、とか特に意識せず使っている人も多いと思いますが、是非今一度自分のクレジットカードを見直してみてください!
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