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TOEFLとIELTSの違いについて。ニューヨーク留学はどっちを選べばいいの?

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Toefl ielts

今回は読者の方から寄せられた質問に答えてみたいと思います。。

FITに進学したいと思っているのですがTOEFL80点かIELTS6.5点と書かれていて、どちらの勉強をすればいいか迷っています!-Nさんより

TOEFLかIELTS。英語圏に留学を考える人間ならぶつかりがちなこの問い。
ぼくも同じように悩んだ経験がありました。

一応ぼくなりに回答してみましたので参考になれば幸いです。

  • 筆者:こんな人が書いてます

SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

TOEFLとIELTSの大きな違い

TOEFL(トーフル)とIELTS(アイエルツ)。
ぼくはTOEFLしかやったことがありませんが、自分なりにかつて調べた結果この二つの大きな違いは以下の三つ。

  1. リスニングではTOEFLはアメリカ英語、IELTSはイギリス訛りを始めとする様々な形式の英語が使われる
  2. スピーキングが、TOEFLはPC、IELTSは対人
  3. 採点基準/得点形式

一つずつ解説していきますね。

英語の違い

私感ですが、TOEFLの英語というのは基本的に聞き取りやすい・・・というか、標準的なアメリカ英語、という感じです。時々癖のある人も出てきますが、基本的にはわかりやすいアメリカ人の英語で問題が出されます。

それに対しIELTSは、ヨーロッパを始めとするのテストということもあって様々な種類の英語が流れてきます。

これらの差は単純に、TOEFL(を運営するETS)がアメリカ発、IELTSはイギリス発の試験という違いからでしょう。イギリスのあるヨーロッパは現在でも多数の移民が暮らし、同じ英語でも様々な訛りがあるので、それに配慮?というか試験に組み入れた結果なのかな、と思います。

なので、米ドラマやハリウッド映画などで英語に慣れ親しんでいる人はTOEFLの方が入りやすいのではないでしょうか。

PCか対人か

TOEFLが試験全部を通してPCで完結するのに対し、IELTSではスピーキングの試験が対人で行われます。

こればっかりはどちらの方が得意か不得意か、対人の場合は相性もありますので、どちらの方がいいとかは一概には言えませんが、個人的には笑顔と愛嬌でごまかせる対人の方が好きです。

TOEFLは慣れるまで1人でPCに向かって話すのがすごく辛かったのを覚えています。

点のつけ方

最初の質問にもありましたが、TOEFLが80点に対しIELTSが6.5点。
TOEFLでは1点ずつ点数が上下しますが、IELTSはその値が0.5点です。

こうなると単純に、IELTSの方が1点数あたりの幅が広いことがわかりますよね。

TOEFL80点とIELTS6.5点を同じ点数だと換算した場合、TOEFLで1点上げるのとIELTSで0.5点あげるのではワケが違うのは一目瞭然です。

また、TOEFLは採点の際、全体的な意味を理解しているかどうかを重視する傾向が強く、文法ミスやスペルミスなどにはやや甘い気がします。
対してIELTSはそれらのミスからどんどん点を引いていくという感じだそう。

難易度はTOEFL>IELTS?

ぼく自身はIELTSの試験自体はちゃんと受けたことがないので保証は出来ませんが、TOEFLは全体的な流れを重視する分、様々な要素(リーデイングとスピーキング、ライティングとリスニング)が複合されたタイプの問題(Integreated)が多くあり、これが難しい。

対してIELTSは単純なミスに厳しい分、問題も単純でわかりやすいので、難易度が低そうな印象を受けます。

結局は相性

なんだかんだ言っても結局は相性の問題だと思います。

とりあえずこの二つのデモ問題でもやってみて、どっちが自分にとってやりやすいか、それから判断してみてはいいのではないでしょうか?

デモの問題集はそれぞれ2000円以上しますが、両試験とも受ける度に2万円以上かかることを思えば安いものです。

ぼくなりの意見

もしあなたがアメリカで留学するというのなら、ぼくはTOEFLをお勧めします。
アメリカのやり方に合わせ、アメリカの英語を使って作られた内容は、大学に入ってからもとても役に立ちます。

IELTSの方がいろんなタイプの英語に触れるチャンスがあるので後々使えそうな感じもしますが、大学入学を目指すならまずは点数を取ること。大学に入ってしまえば英語力なんて後からいくらでもついてきます。(というかつけないとついていけない)

もちろん、アメリカ進学を目指していてもIELTSの方が相性良かった、とかなら全然IELTSでもいいと思います。(友人にもそういう人間がいます)

兎にも角にも一度両方見てみて、相性を確かめること。
それが、遠回りに見えて一番の近道ではないでしょうか。

以上です。
参考になれば幸いです。

TOEFL受けて留学しました。

>英語力がほぼ最下位だったぼくが半年でTOEFL iBT50点→81点を達成した勉強法まとめ

>ニューヨークに到着してからTOEFLの得点取得、そして大学に進学するまでの話

>ニューヨーク留学を決意してから実際に出発するまでのぼくの体験談

>留学に反対する親を説得するために僕がした三つのこと。

>その留学、あなたの人生にとって必要なものですか? 留学に行く意味や必要性などについて考えてみました。

この夏、NYで下見留学。8月11日まで

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SAGAT(さがっと)

2011〜16年の約5年間NY在住。留学生としてファッション工科大学(FIT)で空間デザインを学んだ後、デザイン事務所→帰国後に起業。現地で残高マイナス、メガネ壊れ詐欺、盗難事件(被害総額約50万円)等を経験し、節約生活や格安旅行テクニックなどを身に着けました(笑) 今でも年に一度はニューヨークに遊びに行くNY好き。詳しいプロフィールはこちら

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