ニューヨークを楽しむためのガイドブックは多く出版されていますが、あまりに種類が多すぎて、どれが一番いいのかわからない!という声も聞きます。
今回は、元・在住者のぼくが実際に所有しているニューヨークガイドブックの中から、おすすめのセレクションを一挙紹介!
とりあえず間違いない一冊「ハレ旅 ニューヨーク」
まず最初におすすめしたいのがこちら、「ハレ旅 ニューヨーク」。
はじめて手に取った時、その整理された情報と整ったグラフィックに、正直感動しました。
オーソドックスな情報はしっかり網羅されており、旅のお供にはまさに最適な一冊と言えます。
また、製作者側が楽しんで書いているんだろうなぁというのが文章から感じることができて、読んでいてとても楽しい内容になっています。
ただ一つ残念なのは、電子書籍版がないこと。
本体は持ち運ぶには少し重くて、ぜひ電子化して欲しいなと思っています。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
持ち歩きたいなら「世界のシティ・ガイド - ニューヨーク」
現地のクリエイターたちによるニューヨークのおすすめスポットが60箇所紹介されている、コンパクトなガイドブック。
クリエイター目線というだけあって、ベタなところも抑えつつ、地元民でも知らないような、ちょっと通なスポットも紹介されています。
普通のニューヨーク旅行とはひと味違った、ちょっとマニアックな体験をしてみたいなら、ぜひこちらを見てみてはいかがでしょうか?
持ち歩きしやすいサイズで、本の最後には付属の地図もついています。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
外見にだまされない「ニューヨーク ランキング&マル得テクニック! 」
外観がごちゃごちゃしていて、個人的にはちょっと安っぽい中身かな、とも思ったのですが、中を開いてびっくり。
あの「地球の歩き方」シリーズを出版している編集室が作っただけあって、内容がとても濃く、思いのほかディープな内容にまで触れています。
様々なランキングや実用情報が満載でテーマ別に読みやすい。
しかも電子版があるので、スマホにいれて持ち運ぶこともできる点も◎ですね。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ (Kindle版)
- マニアック度
女性向けならこちら「aruco ニューヨーク」
こちらも「地球の歩き方」編集部によるものですが、装丁を見ても分かる通り、女性向けに特化したarucoでは、女性に喜ばれそうなスイーツやファッションなどの情報が充実しています。
内容がしっかり整理されていてコンパクトに収まっているので、大きなガイドブックを持ち歩きたくない、という人にはベストかも。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
NYCの文化をより深く知りたい方には「歩いてまわるニューヨーク」
ニューヨーク在住ライター、岡野ひろかさんによる、定番から通までをしっかり抑えたガイドブック。
とても情報がきれいに整理されていて見やすく、エリアごとにそれぞれの歴史や文化などにも触れられているので、非常にわかりやすくニューヨークを知ることが出来ます。
いわゆる派手なイメージの部分よりも、ニューヨーカーの穏やかなライフスタイルを感じ取れる雰囲気の一冊です。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
やっぱり定番は強かった!「地球の歩き方 ニューヨーク」
正直、ずっと「地球の歩き方」をナメていました。
あまりにも有名すぎて、どうせド定番のことしか乗ってないつまらないガイドブックなのだろうと。
本当、編集部の皆さんごめんなさい。
これほど詳細に、しかも多岐に渡る情報を一冊の本としてまとめ上げているガイドブックは、他の追随を許しません。
読みやすさで言えば最初のハレ旅に軍配が上がりますが、とことんニューヨークを楽しみたい、知りたいという人には、やはりこの定番の一冊がおすすめかもしれません。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
グルメ情報ならこれが一番「NEW YORK FOODIE」
音楽系ライター&翻訳家である池城美菜子氏による、ニューヨークのレストランガイド。
本人がニューヨークに住んでいたということもあってかなりバラエティに富んだお店たちが紹介されており、様々なジャンルに対応した盛りだくさんの内容になっています。
良好者には嬉しい格安のデリ紹介から、セレブ気分を味わえるレストランまで、最新のフードカルチャーを食通の目線であますところなく紹介。
世界中から人が集まるニューヨークが、改めて「美食の街」であるということを教えてくれる一冊となっています。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
はじめてのブルックリンに「NEXTRAVELER Vol.05 ブルックリン」
ここ数年、日本からも熱い視線を向けられるニューヨーク・シティの一角、ブルックリン。
そんなブルックリンを、あの作家・DJである高城剛氏が自分の足で巡り、そして得た知見から紹介しているのがこのNEXTRAVELER。
紹介されている情報はかなりピンポイントで、決して情報の豊富なガイドブックとは言えません。
ただ、今のブルックリンを知るために必要な情報がうまくまとめられており、初めてブルックリンを訪ねる人にとってはとても良い道標になってくれると思います。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
さらにブルックリンを深める「ブルックリン・ネイバーフッド」
マンハッタンはわかりやすい碁盤目構造になっているのに対し、ブルックリンはもうすこし複雑な構造になっています。
なので土地勘がないと慣れるまでは動きづらいのですが、少し慣れた人や、ブルックリンに行くのは何度めかの人にはこちらの「ブルックリン・ネイバーフッド」もおすすめ。
少し古い書籍なので、情報が古いものもあるかもしれませんが、ブルックリンの主要ポイントとおすすめスポットを、現地在住者の目線で紹介しています。
著者の一人、藤田康平氏の本業がグラフィックデザイナーということもあって、ハイクオリティなデザインと美麗な写真に、眺めているだけでもワクワクしてしまいます。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
こだわりのお店を探すアナタに「ブルックリン・メイカーズ」
ブルックリン在住のフォトグラファー、ジェニファー・コージーによる、ブルックリンガイドブック。
現地人ならではの視点で、おすすめのレストランやカフェ、ショップなど30店が、一店ずつ細かく紹介されています。
さすがのハイクオリティな写真とインタビューは、読み物としても非常に楽しく、情報量は決して多くないものの、これ一冊で「今」のブルックリンの空気感をしっかりと味わう事ができます。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
渋いロック通のために「ロッキン・ニューヨーク」
もしあなたがオールド・ロック好きなら、この一冊は絶対に欠かせません。
音楽業界に身を置く二人のオヤジによる、ニューヨーク内のロック「うんちく」が散りばめられた、超マニアックなガイドブック「ロッキン・ニューヨーク」。
ボブ・ディラン特集から始まり、ロックの名所巡礼やライブハウス紹介、ロック好きのためのおすすめホテルなど、これでもかと言わんばかりのロックネタに埋め尽くされたこの本は、ニューヨークの楽しみを何倍にもしてくれます。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
ヒップホップで見るニューヨーク「Wassup NYC」
ヒップホップを切り口とした、一風変わったニューヨークガイド本。
定番スポット等もヒップホップ関連の切り口で紹介されていて、普通のガイドブックとは違った雰囲気を楽しめます。
近現代のニューヨークの歴史は、ヒップホップとは決して切り離すことは出来ません。
街のあちこちにヒップホップの痕跡が残るニューヨークを、この本を読みながら歩けば、同じ景色でも全く違うものに見えるはずです。
- 情報量
- デザイン
- 持ち歩きやすさ
- マニアック度
さいごに
今回は、これまでぼくが実際に手にしたニューヨークのガイドブックからおすすめのものを8冊、選びました。
これ以外にもまだまだニューヨークのガイドブックはありますし、ぼく自身全てのものに目を通したわけではありません。
ただ、もしまだ一冊もニューヨークのガイドブックを持っていない、という方はぜひ、今回紹介した中から最初の一冊を選んでみて下さい!
最後に今回紹介したガイドブックを改めてまとめておきます。
ちなみに、今ぼくの手元にあるのはこれと電子書籍のもののみ。他は友人へ貸したり、あげちゃったりしてどこかへ行ってしまいました・・・笑
他にもみなさんのおすすめガイドブックがあったらぜひ教えてください!
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